【JR北海道】空港アクセス列車『エアポート』

鉄道

本ページでは、JR北海道の空港アクセス鉄道として重要な役割を担う快速・特別快速『エアポート』について簡潔ではありますが解説します。

新千歳空港ターミナルビル開業前までは、エアポートの前身として札幌方面からの千歳空港への空港アクセス鉄道として快速『空港ライナー』が札幌⇔千歳空港(現・南千歳)・苫小牧間で運転されていました。

1992年7月、新千歳空港ターミナルビル開業により従来の『空港ライナー』から『エアポート』と改称。基本編成も3両から6両となり、新千歳空港への乗り入れが開始されました。

空港アクセスだけではなく、観光客や通勤・通学など幅広く利用されており、時間帯を問わず常時混雑しています。

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『快速エアポート』運用車両

2020年7月現在、以下の2系列による共通運用となっています。

721系電車


画像:721系5000番台 F-5202+F-5102編成(千歳線 南千歳駅)

1992年7月1日の運転開始から現在も運用されており、現在は6両+11編成の計66両が運用についています。

座席が転換式クロスシートとなっており、座り心地は普通列車の中ではかなり良い方かと思います。冬期の防寒対策としてデッキがついているものがありますが、ラッシュ時などを中心に乗り降りに時間がかかるため、遅延の原因となることがあります。

721系の普通車自由席(デッキ無しタイプ)

733系電車

画像:733系3000番台 B-3202+B-3102編成(函館本線 小樽築港駅)

2014年7月中旬から運用開始となりました。現在まで6両固定+11編成の計66両が運用についています。座席が721系とは異なる通勤型のオールロングシート式となっています。そのため、一両あたりの定員数が721系よりも増加しています。

733系の普通車自由席(オレンジ色の座席は優先席)

『エアポート』運用について

新千歳空港発8時~20時台、札幌発8時から19時台までは15分間隔で運用されており、1時間に最大4本運行しています。札幌~新千歳空港間での運行が基本ですが、新千歳空港発毎時『00分』発、『30分』発札幌発毎時『05分』発、『35分』発の2往復は小樽発着となります。

札幌発6時~7時台、新千歳空港発20時台(一部)から22時台は白石にも停車します。

2012年10月下旬より札沼線石狩当別への乗り入れを開始しており、1日1往復運行されています。快速運転は新千歳空港~札幌間までで、札幌~石狩当別間は普通列車として運行しています。

2019年12月20日追記

2020年3月14日ダイヤ改正による札沼線ダイヤ見直しに伴い、新千歳空港から石狩当別までの直通運転(快速エアポート217号 新千歳空港21:50発~札幌22:33発~石狩当別23:12着)が取りやめとなるようです。改正後は札幌始発(22:20発)となり、20分ヘッドでの運用となる模様。なお、石狩当別からの新千歳空港直通ダイヤについては現時点で不明です。

2016年3月25日までは特急型電車(785系・789系1000番台)による旭川発着の直通列車が運用されていましたが、現在は運用は終了しており、全列車が札幌発着となっています。(※785系は2017年3月3日をもって札幌~旭川間の運用も終了済み)

特急型電車による快速エアポート運用(画像上が785系、下が789系1000番台)

詳細なダイヤなどは、JR北海道ホームページで調べる事ができます。

※2019年9月12日追記

2019年9月11日、JR北海道ホームページにて、プレスリリース『快速「エアポート」の輸送力増強策の概要について』が掲載されていました。プレスの中身は、2020年春に実施される快速エアポートの輸送力増強の概要で、

(1)快速エアポート増発(毎時最大4本⇒5本に増発)

(2)朝の通勤時間帯・夜間帯に快速エアポートの速達版『特別快速』の設定

(3)早朝時間帯にエアポートを1本新設

となっています。

(1)については、具体的なダイヤが発表されていないため詳しい事は分からない状態ですが、15分間隔 ⇒ 12分間隔に変更するものと予想します。

(2)の特別快速ですが、まずは運行本数から。

・上り:札幌始発新千歳空港行(朝)2本

・下り:新千歳空港発札幌行(夜)2本

合計4本となる見込み。さらに、朝の2本の内1本は8時発の羽田行きの便に間に合わせるとの事です。停車駅は現行の新札幌・北広島・恵庭・千歳・南千歳の内、新札幌・南千歳のみとし、所要時間を37分から33分に短縮するとの事。

最後に(3)の早朝時間帯のエアポート新設。現行の空港行き1番列車は札幌発6:02の普通で、空港着は6:51となっています。2020年春以降、6時前台に1本快速列車を新たに設定。空港着は6:30前になるとの事です。

2019年12月20日追記

2019年12月13日、JR北海道ホームページにて、プレスリリース『快速「エアポート」の輸送力増強策の概要について』で詳細が公式に発表されましたので、簡潔ではありますがまとめました。

(1)快速エアポート増発(毎時最大4本⇒5本に増発)

上記に伴い、現行15分間隔のダイヤが11~13分間隔となります。

(2)朝の通勤時間帯・夜間帯に快速エアポートの速達版『特別快速』の設定

札幌発6時台と8時台に1本ずつ計2本、新千歳空港発20時台と21時台に1本ずつ計2本設定されています。ダイヤは以下の通りです。

★ 札幌発

【特別快速エアポート66号】

札幌6:56発⇒新札幌7:05発⇒南千歳7:26発⇒新千歳空港7:29着

【特別快速エアポート80号】

札幌8:02発⇒新札幌8:11発⇒南千歳8:34発⇒新千歳空港8:37着

新千歳空港発

【特別快速エアポート207号】

新千歳空港20:46発⇒南千歳20:50発⇒新札幌21:10発⇒札幌21:19着

【特別快速エアポート219号】

新千歳空港21:55発⇒南千歳21:58発⇒新札幌22:20発⇒札幌22:30着

所要時間は33分または35分です。

(3)早朝時間帯にエアポートを1本新設

札幌5時台と新千歳空港6時台に1本ずつ新設されます。

★ 札幌発

「快速エアポート50号」として、札幌5:50発(始発は手稲で5:30発。札幌までは普通列車)⇒新千歳空港6:28着となります。

新千歳空港発

「快速エアポート61号」札幌行き。新千歳空港6:39発⇒札幌7:19着となっています。

また、夜間帯の新千歳空港方面にも札幌21:00発「エアポート210号」が新設されており、新千歳空港は21:38着となります。(※現行エアポートの最遅ダイヤは小樽19:58発⇒札幌20:45発⇒新千歳空港21:23着)

『エアポート』停車駅

快速エアポート

★新千歳空港~札幌間

新千歳空港 ⇔ 南千歳 ⇔ 千歳 ⇔ 恵庭 ⇔ 北広島 ⇔ 新札幌 ⇔ 白石(※一部のみ)⇔ 札幌

★札幌~小樽間

札幌 ⇔ 琴似 ⇔ 手稲 ⇔ 小樽築港 ⇔ 南小樽 ⇔ 小樽

特別快速エアポート

新千歳空港 ⇔ 南千歳 ⇔ 新札幌 ⇔ 札幌 ※白石・北広島・千歳は通過

『クロスシート』の指定席 ⇒ 指定席『uシート』運用開始

1992年7月 ~ 快速エアポート運用開始時

快速エアポート運用開始時から4号車の内、新千歳空港寄りの半室に指定席を設定していました。

指定席の乗車には普通乗車券に指定席料金としてプラス300円が追加で必要でしたが、当時は座席が自由席と同じ転換式クロスシートであったため、乗客からの評判は決してよろしくありませんでした。

2000年11月 ~『uシート』運用開始

そこで2000年11月上旬より、指定席を『uシート』へ改装して運転開始。座席が特急列車と同等のフリーストップ式リクライニングシートとなり、座り心地が大幅にアップ。シートピッチも特急列車よりも広くなっており、大型の荷物置き場も設置されています。乗客にはとても好評で、満席になる日も珍しくなくなりました。

2003年3月のダイヤ改正より、新千歳空港寄りの半室だけだったのが4号車全室となり、着席のチャンスが大幅に拡大しました。

その後、2014年4月からの消費税増税により、300円から310円へ10円値上げとなりましたが、利用客減少の影響は特にありませんでした。

2016年3月26日 ~ 指定席料金の値上げ(310円 ⇒ 520円)

2016年3月26日、指定席料金の見直しに伴い、通年310円であった料金が210円値上がりし、520円となりました。利用者が減少するのではと思っていましたが、売れ行きは観光客を中心に現在まで好調のようです。

上記は2019年9月30日までの料金です。2019年10月1日以降は10円値上がりし、530円となります。

画像:指定席『uシート』の外観。指定席・自由席の違いについても、列車の外装で自由席(萌黄色帯)と指定席『uシート』(青色帯)の違いが一目で分かるようになっている(733系3000番台 サハ733-3204)

uシート車内(721系5000番台)

指定席の購入は道内各駅の指定席券売機、みどりの窓口などの有人の窓口、またはJR東日本のインターネット予約サービス『えきねっと』でも予約ができます。

えきねっとの利用は、無料会員登録が必要です。

えきねっとトップ(JR東日本公式)

今後の運用について

公衆無線LANの導入

2018年10月30日より、エアポート車内において、公衆無線LANのサービスが開始されました。現在も整備は続いており、2020年度まで全22編成に導入される予定です。

今後、2023年度から24年度にかけて721系全編成を733系へ置き換え、定員数増を図る予定です。さらに、編成を6両から7両化も検討しているとの事です。

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