【JR北海道】特急列車の名称から『スーパー』が完全消滅、『いしかりライナー』も普通列車化を検討

鉄道

先日のHBCニュースで『道内の特急列車から「スーパー」消える』という見出しで流れていたとおり、現在運用中の『スーパー北斗』『スーパーおおぞら』『スーパーとかち』から『スーパー』の冠が無くなるとの事です。来年3月のダイヤ改正で実施されるものと思われます。

さらに、手稲~札幌間・札幌~江別間のいずれかを快速運転している『区間快速いしかりライナー』を全て普通列車(各駅停車)化する事を検討中との事。検討中ということはまだ本決まりではないのであろうと思いますが、実質廃止決定であると考えた方がよさそうです。

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特急の『スーパー』消滅

対象となる特急列車は以下の列車です。

スーパー北斗(札幌~函館:キハ281系、キハ261系1000番台)

キハ281系

1994年3月より営業運転が開始された振り子機能が搭載された特急気動車『キハ281系』。最盛期は札幌~函館間を最速2時間59分で結び、従来の『北斗』よりも所要時間を20~30分以上も短縮させています。しかし、現在はトラブルなどの影響により片道3時間30分となっています。

キハ281系(苫小牧駅)

キハ261系1000番台

元々『スーパーとかち』用の列車でしたが、2016年3月26日よりスーパー北斗でも営業運転が開始されました。『宗谷』『サロベツ』で運用中のキハ261系基本番台ベースですが、車体傾斜装置の機能はなく、そのせいなのかキハ281系と比べて所要時間は全体的に10分程度長くなっています。

キハ261系1000番台『スーパー北斗』(苫小牧駅)

スーパーおおぞら(札幌~釧路:キハ283系)

キハ183系で運用されていたおおぞらをスピードアップさせた特急で、1997年3月から営業運転が開始されました。

運転開始時は札幌~釧路間を最速3時間40分で結び、従来のおおぞらに比べ40分程度短縮させています。翌年にはさらに8分短縮させて3時間32分を実現しました。その後、新札幌停車で3時間34分と2分延びましたが、それでも速いことには変わりありません。

しかし、現在はトラブルが続き片道最短4時間程度となっています。

キハ283系『スーパーおおぞら』(南千歳駅)

スーパーとかち(札幌~帯広:キハ261系1000番台)

1991年7月より札幌~帯広間にて営業運転開始となりました。こちらは車両はキハ183系で所要時間こそ2時間40~50分台と従来のとかちと変わりはなかったものの、2階建て個室タイプのグリーン車が組み込まれたという大きな特徴があります。

その後、2000年3月よりキハ283系が投入され、キハ183系は全て『とかち』に統一。所要時間が2時間30分台と15~20分程度短縮となりました。

2007年10月、全列車を『スーパーとかち』に統一するため261系1000番台が投入。こちらはキハ261系基本番台同様、車体傾斜装置が搭載されました。そして2013年11月以降、トラブル続きなどによるキハ283系の運用撤退に伴い、スーパーとかち全列車がキハ261系となりました。

キハ261系1000番台『スーパーとかち』(南千歳駅)

 

『なつぞら』ラッピング(帯広駅にて) ※現在は終了

上記3特急列車の名称から『スーパー』が消滅し、以降は『北斗』『おおぞら』『とかち』となります。もともと全列車がスーパー化という事自体に違和感があったというのが私の正直な考えなので、多少の驚きはありましたがいずれそうなるだろうという思いもありました。

しかし、しばらくの間は『スーパー』ではないキハ281系やキハ283系にはに違和感を感じてしまうかと思います。

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『いしかりライナー』⇒普通列車化

次に手稲~札幌・札幌~江別間のいずれかを快速で運転している『いしかりライナー』ですが、全列車を普通列車化するとの事です。

いしかりライナーの記事は以下にまとめています。

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現在、721系・731系・733系・735系・キハ201系での運用となっています。

721系(小樽駅)

 

731系(小樽駅)

 

735系(小樽駅)

 

733系(白石駅)

 

キハ201系(白石駅)

実際そうなった場合、札幌~江別間での快速運転が無くなり、普通列車のみとなります。札幌~手稲間では『エアポート』『ニセコライナー』の2列車による快速運用がありますが、こちらは手稲~小樽築港間も快速運転のため、通過する稲穂~朝里に行くには手稲駅での乗り換えが必須となります。

所要時間ですが、普通列車だと札幌~江別間が25分、札幌~手稲間が15分程度なので、共に5分程度延びる形となります。学生時代は通学時によく利用していたので、正直特急の『スーパー』消滅よりもこっちのほうが驚きでした。

これによりダイヤ自体はシンプルになるのかもしれませんが、稲穂以西沿線住民にとっては乗り換えが発生するため間違いなく不便を強いられるかと思います。

ここ最近、JR北海道では『エアポート』増発や『H100系』営業運転開始など明るい話題が多かったのですが、なかなか続かないものです。。。

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