Windows 10 のパソコンを使用中に動作で何かしらの不具合に遭遇した場合、Windows のプログラムファイル(システムファイル)を過去の状態に戻す『復元ポイント』をあらかじめ作成しておく事により、動作が改善する場合があります。
『復元ポイント』とは?
Windows のプログラムファイル(システムファイル)の過去の状態を保存したもので、『システムの復元』を行う事により、不具合が起こるまでの状態に戻す事が出来ます。
また、復元の対象はプログラムファイルのみで、アプリやデータの状態が元に戻る事はありません。(不安であればあらかじめバックアップは取っておいた方が良いです。)
本ページは以下のバージョンで作成しています。
- OS:Windows 10 64ビット
- バージョン:21H1
復元ポイントを作成
まずは復元ポイントの作成方法です。手順は以下の通り。
画面左下『スタート』(1)から『設定』(2)の順に選択します。
画面左上『システム』を選択します。
左側のメニュー一番下にある『詳細情報』を選択します。
画面下までスクロールして『関連設定』内にある『システムの保護』を選択します。
『保護設定』内の下にある『作成』を選択します。
『復元ポイントの作成』ウィンドウが表示されるので、テキスト欄(1)に識別名を任意で入力して『作成』(2)を選択します。
復元ポイントの作成が始まるので、しばし待機します。
『復元ポイントは正常に作成されました。』と表示されたら『閉じる』を選択して作成完了です。
作成した復元ポイントを確認
作成した復元ポイントを確認する方法は以下の通り。
『システムの復元』下にある『システムの復元』を選択します。
『システム ファイルと設定の復元』ウィンドウが表示されます。『次へ』を選択します。
『選択したイベント前の状態にコンピューターを復元します。』画面。この画面上で作成した『日付と時刻』『説明』『種類』が一覧表示されます。
復元ポイントを使用してシステムを復元する
画面左下『スタート』(1)から『設定』(2)の順に選択します。
画面左上『システム』を選択します。
左側のメニュー一番下にある『詳細情報』を選択します。
画面下までスクロールして『関連設定』内にある『システムの保護』を選択します。
『システムの復元』下にある『システムの復元』を選択します。
『システム ファイルと設定の復元』ウィンドウが表示されます。『次へ』を選択します。
『選択したイベント前の状態にコンピューターを復元します。』画面。この画面上で作成した『日付と時刻』『説明』『種類』が一覧表示されます。使用したい復元ポイントを選択して『次へ』を選択します。

『復元ポイントの確認』画面が表示されたら、『影響を受けるプログラムの検出』を選択します。
『影響を受けるプログラムとドライバーをスキャンしています』と表示され、プログラムの検出が始まります。
『削除されるプログラムとドライバー』『復元が見込まれるプログラムとドライバー』各一覧に表示される内容を確認。特に問題が無ければ『閉じる』を選択します。
『選択したイベント前の状態にコンピューターを復元します。』画面に戻ったら、内容を確認して問題が無ければ『完了』を選択します。
『いったんシステムの復元を開始したら、中断することはできません。続行しますか?』と表示されます。問題が無ければ『はい』を選択してください。
『システムの復元の準備をしています』と表示されたら復元が開始されます。
システムの復元が完了したら、パソコンの再起動が始まります。再起動後、『システムの復元は正常に完了しました』と表示されたら、『閉じる』を選択してシステムの復元は完了です。