本ページでは、SuicaなどのICカード乗車券を使っておトクにグリーン車を利用する方法を解説します。
関東の多数エリアで運用している『普通(快速)列車グリーン車』。
ICカード乗車券によるグリーン乗車のサービスが開始される以前から、東海道線や横須賀・総武線快速などで普通列車のグリーン車サービスは提供されていましたが、2004年10月以降、宇都宮線・高崎線をはじめ、グリーン車を連結する東日本エリア全線にてSuicaでのグリーン券乗車が可能となりました。
グリーン料金
まずは料金ですが、乗車距離やグリーン券の購入のタイミングにより料金が異なります。下記の通り、乗車距離が50kmを境に料金が220円上がります。
次にグリーン券購入のタイミング。グリーン券購入の上で、ここが特に重要となっています。そのタイミングとは、グリーン車乗車前にあらかじめ購入する『事前料金』か、乗車後に車内で購入する『車内料金』の2つに分かれます。
事前購入
列車乗車前にあらかじめ購入する方法です。方法はみどりの窓口または券売機で購入、または駅ホームにあるICカード専用のグリーン券売機(画像)および、iPhoneの『Apple Pay Suica』などでも購入ができます。
グリーン料金は以下の通りです。
営業キロ | 事前購入(平日) | 事前購入(ホリデー) |
50kmまで | 780円 | 580円 |
51km以上 | 1000円 | 800円 |
車内購入
列車に乗車後、車内にてアテンダントからグリーン券を購入する方法です。ただし、車内で購入した場合、上記の事前購入料金に260円が加算されます。
車内購入時のグリーン料金は以下の通りです。
営業キロ | 車内購入(平日) | 車内購入(ホリデー) |
50kmまで | 1040円 | 840円 |
51km以上 | 1260円 | 1060円 |
Suica専用券売機から実際に購入
それでは、実際にICカードを使って実際に購入する方法をご案内します。購入方法は東日本エリア共通です。路線別の違いは特にありません。とても簡単にできますので、機会があればぜひ一度お試しあれ。
グリーン券売機へ向かう
ホーム上のグリーン車停止位置付近に、ICカード専用のグリーン券売機があります。
券売機に近づくと、『Suicaを置いてください』と表示されます。
手持ちのICカード乗車券を置きます。(赤枠内) ※PASMOやICOCA、KITAKAなどでもOK
降車駅を選択
以下の画面が表示されたら、降車駅を選択。
購入完了
『Suicaグリーン券情報を書き込みました』と表示されたら、購入完了です。有効期間は購入日当日までです。翌日以降の利用は出来ませんので注意。
グリーン車に乗車
購入手続き完了後、グリーン車に乗車します。宇都宮・高崎線(両毛線)、東海道線、常磐線が10両編成または15両編成、横須賀・総武快速線・成田線は11両編成または15両編成です。グリーン車は4号車と5号車に連結しています。
下の画像は、グリーン車の車内(平屋席)です。平屋席の他には2階席と1階席があります。2×2の4列シートで、座席のグレードは在来線特急や新幹線の普通車指定席とほぼ同等といったところ。
乗車後、座席上の赤ランプが点灯している座席に座り、先ほどグリーン券情報を書き込んだSuicaを座席の上部にあるSuicaマークにかざします。(赤枠)
緑ランプに変わったら、あとは降車駅までゆっくりとくつろぎましょう。 ※ただし、乗り越しには要注意です。
肘掛けの側面に背もたれをリクライニングさせるボタンがあります。ボタンを押しながら背中で座席をグっと押すと倒すことができます。
座席背面に大型のテーブルがあります。お弁当を食べたり、パソコンを使って仕事もできます。
ただし、横須賀線・総武快速線の一部列車を除いて電源コンセントはありませんので注意。
テーブル下にはペットボトルなどの飲み物を置くことができます。
【ご案内】『駅ホーム降車位置情報』について
当サイトでは、『駅ホーム停車位置情報』というページを公開しています。
このページは、首都圏をはじめとした関東エリアを中心に、一部駅を除いた北海道から九州までの各エリアの新幹線ホーム、北海道の札幌圏の一部駅など各駅ホームの改札口や階段・エスカレーター・エレベーターなどそれぞれに一番近い号車とドアの位置の情報(停車位置の情報)を紹介しています。
『駅ホーム停車位置情報』概要
このページは
というのをあらかじめ確認しておく事で、駅ホームから改札口への移動または他線(新幹線や他社線など)への乗り換えをスムーズに行う事が主な目的です。
対応エリア
対応している主なエリアは
- 一部を除く全国各地の新幹線各駅
- 首都圏中心の関東エリア(東京県・埼玉県・神奈川県など)のJR各在来線、地下鉄、私鉄、第三セクター各駅
が中心となっており、他には
- 千葉県・茨城県・栃木県・群馬県の各県から東京方面へ行き来できる一部のJR線各駅
- 北海道の札幌圏一部駅(JR線、札幌市営地下鉄)
- 新千歳空港や羽田空港、成田空港各駅および、関西空港駅などをはじめとした一部エリアの空港アクセス駅
に対応しています。
JR各新幹線(JR北海道・JR東日本・JR東海・JR西日本・JR九州各エリア)
一部駅を除いた全国各地の新幹線各駅ホームの停止位置情報(号車とドアの位置)が確認できます。
- 北海道新幹線(新函館北斗駅、木古内駅、新青森駅)
- 東北新幹線(全駅)
- 上越新幹線(上毛高原を除く各駅)
- 北陸新幹線(安中榛名を除く各駅)
- 東海道新幹線(全駅)
- 山陽新幹線(全駅)
- 九州新幹線(全駅) ※西九州新幹線は除く
北海道地方(JR北海道・札幌市営地下鉄)
新函館北斗駅(北海道新幹線)と快速エアポートの停車駅を中心とした札幌圏の一部JR線や、『大通』駅を中心とした札幌市営地下鉄の一部駅ホーム停止位置情報(車両とドアの位置)が確認できます。
東日本地方(新幹線・在来線・私鉄・東京モノレールなど)
首都圏とその周辺エリアを中心とした関東エリアの各新幹線や、一部の特急列車を含んだJR線および、地下鉄、私鉄各社の各駅ホームの停止位置情報(号車とドアの位置)が確認できます。
空港アクセス(新千歳空港駅・羽田空港・成田空港各駅、関西空港駅など)
新千歳空港駅や成田空港・羽田空港各駅および、関西空港駅など、一部の空港直結の駅ホーム停止位置情報(号車とドアの位置)が確認できます。
スポーツ観戦・商業施設・イベントホール最寄りなど
野球場や陸上競技場(サッカーなど)、大型商業施設やイベントホール(コンサート会場など)、観光スポットなどの最寄り駅ホームの停止位置情報(号車とドアの位置)の確認が出来ます。 ※情報は随時追加予定です。
検索ボックス
ページ下には駅名を検索出来る検索ボックスを設置しています。探したい駅の鉄道会社や路線名が分からない場合等に活用が出来ます。
ドア番号(○号車○番ドア)の併記について
首都圏の路線を中心にドアの位置の部分にドア番号『(○号車○番ドア)』を併記しております。号車とドアの位置とドア番号の情報を正しく確認出来れば、改札口から目的地までの移動または他社線などへの乗り換えまでがスムーズに出来ます。
『駅ホーム停車位置情報ページ』の詳細は↓↓こちらから↓↓