Thunderbirdでは、WEBブラウザの「Mozilla Firefox」同様アドオンで様々な機能を追加する事ができます。その一つに送信前確認の機能が追加できる「Confirm Address」というアドオンがあります。今回は導入方法と基本的な使い方を紹介します。
メールソフトには有償のものから無償で利用できるものまで数多くあります。その中でも誤送信対策として重要なのが『送信前確認』。主に有償のソフトで標準で実装されている機能です。(Outlookには実装されていない)
しかし、無償で利用出来る「Thunderbird」やWindows10にプリインストールされている「メール」などでは『送信』を押すとすぐに送信が始まってしまうため、『送信前の最終確認』が出来ず情報漏洩等の原因となってしまう恐れがあります。
『Confirm Address』を導入
まずは「Thunderbird」を起動し、画面右上『メニュー』(三本線)⇒『アドオン』の順番に選択。
「アドオンを探す」右にあるテキストボックスで『Confirm Address』と入力して検索(虫眼鏡アイコン)をクリック。
検索結果の上に『Confirm Address』が表示されたら、『+ Thunderbirdへ追加』をクリック。
『Confirm-Address を追加しますか?』と表示されたら、『追加(A)』をクリック。
『Confirm-Address がThunderbirdに追加されました』と表示されたら『OK』をクリックして導入完了です。
『アドオンマネージャー』タブに戻り、『拡張機能』(1)をクリック。『拡張機能の管理』画面上に『Confirm-Address』(2)が追加されている事を確認します。
『Confirm Address』の設定
『Confirm-Address』の導入が終わりました。『アドオンマネージャー』タブ内の『拡張機能』(1)で、導入したアドオンの一覧の確認・削除などができます。その一覧に『Confirm-Address』(2)が追加されている事を確認します。
『詳細』をクリックすると、概要や更新履歴などを見る事が出来ます。
『オプション』(1)をクリックすると、所属組織のアドレスのドメイン(『@』から後ろ)の指定が出来ます。ドメインを指定したい場合は『追加』(2)をクリックします。
指定したいドメイン名を入力(1)し、『OK』(2)をクリックします。
『ドメイン名』欄に、指定したドメイン名が追加されます。これで組織内と組織外で区別する事が出来るようになります。
さっそくメールの送受信テストをしてみます。アカウントタブで受信画面に戻り、画面左上の『作成』をクリック。メールの新規作成画面が表示されます。
送受信テストなので『宛先』(1)には自分のメールアドレスを、『件名』(2)と本文(3)に任意で入力します。入力したら、『送信』をクリック。 ※宛先には組織内2アドレスと組織外1アドレスを指定しています。
初期状態ではメール作成画面の『送信』クリック後に即座にメールの送信が始まりますが、『Confirm-Address』を導入する事で以下の『あて先メールアドレスを確認してください』画面が表示されます。これが送信前確認機能です。『組織内へのメール』(1)『組織外へのメール』(2)で区別されており、全ての宛先にチェックを付ける事で『送信』(3)ボタンが押せるようになります。
送信ボタンを押したら送信が始まります。送受信できた事を確認出来たらテスト完了です。
『Windows 10』関連ページ